シャフトやクランクシャフトの軸径で、摺動部や、はめ合いの部分では、高い精度な寸法や表面粗さを要求されることがあります。
要求精度によっては、旋削にて仕上げてしまう場合もありますが、多くの場合には、円筒研削という加工法を用います。
円筒研削では、加工物を両側のセンター支持で保持して回転させ、加工物の表面を高速で回転させている砥石で削ることにより、高い精度の寸法精度と滑らかな表面をつくることができます。
円筒研削は、加工物の形状によって、砥石を左右に動かしながら研削するトラバース加工と、砥石を加工物に直角に当てるプランジ加工とに大別されます。加工物が段付きだったり、シール部だったりする場合には、プランジ加工にて加工します。プランジ加工では、外径と端面を同時に加工するアンギュラ形のものもあります。
また、砥石を加工物の形状に整形してしまい、多くの段のついた箇所を1回の加工で仕上げてしまう、倣い整形加工があります。倣い整形には、NC装置で整形する場合とテンプレートを使用する場合の2種類があります。倣い整形加工は、工程を集約することができるので、量産品の加工に向いています。但し、専用の砥石やテンプレートを用意する必要があるため、少量品には向きません。
当社では、以上のような加工技術を組み合わせて、外径寸法で2ミクロン、真円度0.5ミクロン、表面粗さ:Ra0.2の精度を保証しております。
また、必要に応じて、表面の磨き工程を入れることにより、Ra0.1の鏡面仕上げにも対応しております。電気自動車トラクションモーターシャフト | バッテリーフォークリフト走行モーター用シャフト |
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